こんにちは、ナベトモです。
北海道にはあちこちに温泉がありますが、その中でも秘境というべき温泉のうちの一つが平田内温泉熊の湯です。
立地のせいか、地元の方々と物好きなライダーくらいしか訪れない場所ですが、2014年に水曜どうでしょうの「大泉洋くん闘痔の旅」でテレビで放送されて以来少し知名度が上がったように思います。
そんな平田内温泉ですが、
- いったいどんな温泉なのか？
- いつ頃入れるのか？
- 見どころは何か？
など、詳しくお伝えしていきたいと思います。
数ある野湯を経験してきた私が強く印象に残っている秘境の温泉のうちの一つですのでぜひご堪能いただきたいものです。
平田内温泉 熊の湯ってどんな温泉
平田内温泉 熊の湯は 北海道二海郡八雲町熊石平町 にある温泉で、エゾアワビで有名な「熊石ひらたない荘」から上流に3.6kmほど行くと無料駐車場があります。
地図で見て分かる通り、川の真横です。
ゴーーーっと流れる川、風にゆられて木々の葉がこすれる音を聞きながら入れる超大自然を堪能できる超絶贅沢な天然の温泉です。
大きな岩をくりぬいてできたような岩場に岩壁からジャーと勢いよく72℃という高温のお湯が流れてきます。湧き水がホースで流れていますのでそれで温度を調節します。
一応共同湯ですので着替えられる小屋がありますが、盗難が多いそうで皆さん湯のそばの岩の上に服や靴を置いて入ってますね。
鉄分豊富なため岩に触れた足の裏やよりかかった背中が赤くなります。タオルも赤くなり、しばらく色が落ちません。（水着やタオルを巻いたまま入るのはOKです）
余談ですがその時使ったタオルはその後ぞうきんとしてバイクやテントを拭くのに活用しました。せざるを得なかった。
冬季は閉鎖中？行くなら夏季が一番いい
冬季は林道が閉鎖されているため5月から10月上旬の間に行くのがおすすめです。夏は緑が豊かで大自然を堪能できますし、9月頃からは紅葉が楽しめます。
ただし、熊の湯というだけあって熊も出没する可能性があります。その場合は一時閉鎖するようです。基本的には24時間無料で入れます。
行く価値はあるのか？
結論からいうと、行く価値は十分あります！
大迫力で流れる川を横目に大自然の中を自然のままの姿で堪能できます。
この世のどんな高級なホテルや旅館の露天風呂でも平田内温泉とは比べ物になりません。
私はこの茶褐色の平田内温泉に入りながらふと感じました。
「私は今、この世で最も贅沢な時間を過ごしている」
この世のどんな金持ちでも、これほどの環境を人工的につくることはできません。 しかし、その温泉が無料で、しかもどんな人間にも平等に入る権利が与えられているのです。
入るときの注意点まとめ
大自然を堪能できる平田内温泉ですが、いくつか注意点をあげてきましたがここでまとめておきたいと思います。
- 熊の出没の可能性があるため熊よけや鈴があると良いかも
- 冬季は閉鎖しているため夏季に行く方がいい
- 水着やタオルが赤くなり、臭いもつくのでお気に入りの物は持って行かない方がいい
- 石鹸やシャンプーは使用禁止です
- 駐車場でも着替える小屋でも盗難のリスクがあるので貴重品は目の見えるところに置くと良い
- 岩がすべりやすく、落ちたら川に流されるので冒険はしないほうがいいです
- 湯船の広さ的に同時に入るのは3~4人くらいがちょうどよい
以上、天然の露天風呂は安全に楽しく入りましょう。
まとめ
今回は大自然を満喫できる平田内温泉熊の湯を紹介しました。
電車やバスなどの公共交通機関は通っていませんので車かバイクでしか行けません。車上荒らしも出るようなので注意が必要です。
しかし、私もいくつか秘境という温泉を巡ってきましたが、平田内温泉ほど贅沢を感じた露天風呂はありません。
共同湯となっていますので夫婦でもカップルでも楽しめると思います。
ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか？
以上、ナベトモでした。
したらな！
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