こんにちは、ナベトモです。
人生で一度は見ておきたいと思っていた世界自然遺産である白神山地の青池(あおいけ)に行ってきました。
白神山地で有名なのは世界最大級レベルの規模の原生的なブナ林とその独特な生態系ではありますが、自然がすごい所は正直あちこちにあります。
それよりも、鮮やかなコバルトブルーに輝く池の方が独特ではありませんか?
それも青池だけが青いのではなく、沸壺(わきつぼ)の池も色鮮やかなブルー色を呈しています。
なぜこれらは青いのか?
どうやって行ったらいいのか?
お金はかかるのか?
調べてみましたのでご報告したいと思います。
また、写真でみるのと実際に見るのとでは雲泥の差がありますので行き方や見所についてもお伝えしていきたいと思います。
白神山地の青池はなぜ青いのか?
実は、北海道の神の子池という池も同じように青い色を呈していますが青池同様にまだ研究段階となっています。
水に溶けて青い色を示すものに銅イオンというものがありますが、そのような成分は検出されていないようです。
水中の酸素濃度が高いせいで青く見えるのではないかという説もありましたが、酸素濃度は特別高くないことも分かっています。
一番有力なのは太陽光の吸収と反射による作用であると言われています。
透明度の高い水は赤色を強く吸収します。吸収されずに残った波長の青色が水底の石灰に反射して池が青く見えていると言われています。
広大な土地に生息する純粋なブナ林が高性能なろ過および浄化装置の役割をはたし、高純度の湧き水を生成しているのです。
その証拠に青池は水深が9メートルもあるにも関わらず池の底がキレイにくっきり見えます。
腐食されずに残った木々がいつまでもそこに存在しています。それはまるで青池の中だけ時が止まってしまっているかのようです。
白神山地の見所は?十二湖散策コースがおすすめ
白神山地の見所は大きく分けて二つです。
1.原生的なブナ林
2.青い池
単純にこれだけでも白神山地の雰囲気を堪能することができます。
白神山地では十二湖も有名ですが、これは白神山地に点在する湖の総称です。実際は33の湖があります。その中に「青池」と「沸壺の池」も含まれています。
青い池はこの「青池」と「沸壺の池」の二つのみです。
この二つの青い池とブナ林を散策できるコース、それが十二湖散策コースとなります。
一周1.5kmで普通にゆっくり歩いてみても1時間くらいで周れます。
スタート地点は「アオーネ白神十二湖 森の物産館キョロロ」というお土産屋さんになります。
<十二湖散策コース>
森の物産館キョロロ→鶏頭場(けとば)の池→青池→ブナ林→沸壺の池→十二湖庵(休憩所)→森の物産館キョロロ
写真をとったり、沸壺の池の湧き水で作ったお抹茶やお菓子を食べれる十二湖庵で休憩したりすれば一周するのに1時間30分くらいは見ておくと良いかもしれません。
青池を見るための十二湖散策コースへのアクセスは?
<スタート地点である森の物産館キョロロの住所>
〒038-2206 青森県西津軽郡深浦町松神1−56
<駐車場>
森の物産館キョロロの近くに有料駐車場があります。
一般車:500円
二輪車:200円
毎回思いますがバイクは駐輪が安くていいですね。
<バス>
JR十二湖駅からバスで奥十二湖駐車場(バス停)まで15分、目の前が森の物産館キョロロになります。
<入場料>
特にありません。
<散策可能な時期>
新緑と紅葉が美しい4月上旬から11月下旬
おすすめは5月下旬から7月下旬の正午です。青池と沸壺の池が最も色鮮やかに青色に染まります。
記事のまとめと行ってきた感想
青池は世界自然遺産である白神山地の中にあります。
その水の純度が高いゆえに奇跡的に光の吸収具合が絶妙な濃度になって青色が反射されてくるために鮮やかなコバルトブルーを呈した池ができあがったとされています。
アクセスも簡単でJR十二湖駅からバスでも行けますし、十二湖散策コースのスタート地点である森の物産館キョロロの近くには有料駐車場もあります。
十二湖散策コースは一周一時間半くらいで周れて、青池と沸壺の池、そして広大なブナ林を堪能することができるのでおすすめです。
池の水は本当に透明で、水の底がきれいにみることができます。時の支配を受けずに、いつまでも静かに水の底で眠っている倒木たちをみていると自分の時間感覚まで分からなくなってきます。
いつまでも見ていたい気持ちにもなりますが、逆にいつまでも見入ってしまうことに危険を感じ、あまり長居をせずに青池を後にしてしまいました。
泳げない私が泳ぎたくなるほどきれいな池でした。
気になる方は一度足を運んでみても良いかと思います。
以上、ナベトモでした。
したらな!
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