バイク初心者が選ぶべきヘルメットは二択!

旅の豆知識
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こんにちは、ナベトモです。

バイクといえば私はまっさきにターミネーターのシュワちゃんを思い出してしまいます。サングラスをかけてハーレーを乗り回す姿はやはりカッコいいですね。

しかし、日本では道路交通法第七十一条によって自動二輪車ではヘルメットの着用義務があります。

ヘルメットを着用せずに公道を走行した場合は違反として違反点数1点がつきます。罰則金は特にありません。

違反してしまっても意外と軽めだな、と思うかもしれませんが、これはヘルメットの着用は自己責任に近いところがあるからだと思います。

ヘルメットの有無によって他人への損害はさほど変わりませんが、事故にあった場合の致死率は大きく変わってきます。内閣府の平成30年交通安全白書では四輪車に比し、二輪車の致死率は約4.5倍となっています。

少しでも自分の身を守るためにもヘルメットは必ず必要となってきます。

しかし、巷にはいろんなブランドのヘルメットがあってどれがいいのか分からない、という方も多いと思います。

結論から申しますとバイク初心者であればAraiとShoeiの2択に絞って問題ありません。これは重量やデザインよりも安全重視で見た場合の選択になります。

バイク初心者は何より運転技術が未熟なため急カーブを曲がり切れなかったり、右折する際にエンストしてしまったりと重大な事故に繋がりかねない事態を招きやすいです。(はい、まさに私がそうでした。)

ですのでバイク初心者は安全重視以外の選択肢はないと思って良いと思います。

AraiとShoeiはどちらを選んでも問題ありませんが、それぞれの特徴をまとめておきましょう。

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選ぶべきヘルメットのタイプ

ヘルメットのタイプには大きくわけて、フルフェイス、システム、ジェット、オフロード、ハーフがありますが、AraiとShoeiはフルフェイス、ジェット、オフロードがメインになってきています。

初心者でいきなりオフロードバイクに乗ってダート(土の上、山道など)をテクニカルに乗り回す人は少ないと思いますが、オンロードバイク(道路の上を走るバイク)であればフルフェイスかジェットヘルメットが主流です。

ジェットヘルメットは視界が広く自然を楽しむには持ってこいですが、より安全性を高めるのであれば顎まで守ってくれるフルフェイスが良いでしょう。

茨木県つくば地区では二輪車事故の約5件に1件はヘルメットの脱落がみられていたそうです。脱落したヘルメットのほとんどがハーフタイプでした。よってハーフタイプのヘルメットに安全性はあまり期待できません。

Araiの特徴 SNELL規格とは?

ヘルメットの規格には

SG(製品安全協会)
JIS(日本工業規格)
SNELL(スネル財団)
ECE
SHARP

などがあります。

SG規格は製品安全協会の定めた安全基準を満たしたことを示します。これは日本で流通しているほとんどのヘルメットで通過していますし、ましてAraiやShoeiでSG規格が通っていないものはありませんので安心してください。

JIS規格は日本工業規格が定めた厳しい基準を通過したヘルメットにつけられます。特徴としては「ヘルメットの強度」と「衝撃の吸収性」を両立した規格となっています。

SNELL規格は「ヘルメットの強度」に関して世界の規格の中でもトップクラスの厳しさであり、より安全性を重視するのであればSNELL規格を通過したヘルメットを選択します。5年事に規格が見直されて、ますます厳しい基準が設けられてきています。

ECEはヨーロッパで主流の規格となっていますが、SNELLと反対に「衝撃の吸収性」を重視したヘルメット構造となっています。試験の厳しさはSNELLに匹敵するほどです。

SHARPはヘルメットの安全性を星印で5段階評価するヨーロッパの機関ですが、日本製のヘルメットの安全性評価もしてくれています。頭頂部からの衝撃を評価するSNELLですが、SHARPでは32方向からの衝撃を評価するなど安全基準がSNELLより厳しいといわれています。

AraiのヘルメットではJIS規格、SNELL規格、Arai規格を通過したものが提供されていますので、Araiのフルフェイスの安全性は高いと言えます。

Arai規格とは、Araiが独自に設けた規格でSNELL規格以上の厳しさを課してそれを通過したヘルメットにつけられます。すなわちAraiのヘルメットはすべてSNELL規格以上の強度を持っています。

Araiは安くても安全強度を十分に満たしていますので、2~3万ほどで上質なヘルメットが購入できるところが嬉しいところです。

日本のレーサーの間でも不動の人気を得ているのがAraiです。

Shoeiの特徴は快適性が抜群なところ

Shoeiの特徴としてはその快適性にあります。

・Araiのヘルメットに比し、風切り音が小さいこと
・日本人の頭にフィットした型になっていること
・ベンチレーション性能が高く、夏場も快適

フルフェイスのデメリットは窮屈であったり、通気性が低くヘルメット内が湿潤してしまうことですが、Shoeiのヘルメットはこういったデメリットをカバーしていることで人気があります。

Araiとの考え方に違いがあり、Araiはヘルメットの強度に重点を置いていますが、Shoeiは快適性に重点を置いています。

なぜならライダーがそもそも事故を起こさないこと、それが最も優れた防御になるからです。ライダーが風切り音がうるさくて周りの音に気付かなかったり、頭が締め付けられて頭痛がしてしまったり、頭が蒸れて注意力が落ちてしまったりしては安全に運転ができません。

つまり、ライダーのストレスを減らすことが事故を減らし、ライダーを守ることに繋がるということでしょう。

安全面に関しては、ShoeiはSNELL規格を採用はしていませんしAraiのように独自の規格を課しているわけでもありませんが、SNELLよりも厳しい評価基準を課しているSHARPではArai規格のついたヘルメットよりも安全性が高いと評価されています。

ただし、すべてのShoeiのヘルメットがArai規格を越えたヘルメットではありませんので注意が必要です。

また、SHARP評価の高いShoeiのヘルメットは上質なものであり、値段も5万以上するものが多い印象です。

Shoeiは安全性と快適性の両方を備えており、お金に余裕があればShoeiのヘルメットの選択に間違いはありません。

まとめ

今回は規格の種類とAraiとShoeiの違いについて紹介しました。

オンロードバイクの初心者では安全規格を十分に満たしているAraiとShoeiのフルフェイスを選択するのが無難です。

総合的な強度を個人的な主観で比較すると

SHARP>Arai規格>SNELL規格=ECE規格>JIS規格>>>SG

であると思います。

AraiとShoei、どちらを選んでも間違いはありませんが、実際にお店にいってかぶってみたり、バイクの色との兼ね合いやデザインの好みなども考慮して選んでいく必要があります。

ヘルメットに関しては中古やヤフオクで購入するのはお勧めしません。ヘルメットの有効期限は使用してから3年間です。必ず新品を購入しましょう。

最後に、ヘルメットや防具に関してはお金を節約してはいけません。命を守ることを最優先にし、安全性の高いヘルメットを選択してください。

みなさんのご参考になれれば幸いです。

以上、なべともでした。
したらな!

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